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手数料

Shopifyの手数料:月額費用・カード料率・外部決済の取引手数料を分解し、プランの分岐点を計算する

公開 2026-09-21|掲載データの確認日 2026-09-21

Shopifyでかかる費用は、大きく「月額のプラン料金」「決済のカード料率」「Shopifyペイメント以外の決済を使ったときの取引手数料」の3つに分かれます。この3つは別々の料率で、プランを上げると2つ目と3つ目が同時に下がる作りになっています。

この記事では、2026年9月21日時点の公式サイト・公式ヘルプの記載を分解し、月商いくらでプランを上げると安くなるかを計算します。料金は円建ての税抜・税込の別が公式ページに明記されていないため、公式ページの表記のまま記載します。

1. プランの月額費用

プラン 年払い(1ヶ月あたり) 月払い
ベーシック 3,650円 4,850円
グロー 10,100円 13,500円
アドバンス 44,000円 58,500円
Plus 368,000円〜 368,000円〜

初期費用の記載はありません。公式ページには「まずは3日間無料でお試しください。その後3か月間は、月額150円でご利用いただけます」と記載されています。

実店舗でも販売する場合の「POS Pro」は1ロケーションにつき月13,000円の追加です(Plusは20ロケーション、Shopifyペイメント利用時は最大200ロケーションが含まれると記載)。

2. Shopifyペイメントのカード料率

Shopifyペイメントを使う場合、オンライン決済の料率はプランごとに異なります。いずれも固定額の加算は0円です。

決済の種類 ベーシック グロー アドバンス Plus
オンラインの標準カード料率 3.55% 3.4% 3.25% 2.9%
JCBオンラインクレジットカード 3.55% 3.4% 3.25% 2.9%
オンラインAmexカード 3.9% 3.85% 3.8% 3.75%
オンラインの海外カード 3.9% 3.85% 3.8% 3.75%

BASEやSTORESのような「サービス利用料」「販売手数料」にあたる項目は、Shopifyの料金表には見当たりません。つまりShopifyペイメントを使う限り、売上にかかるのはこのカード料率だけです。

3. Shopifyペイメント以外を使うと、別に取引手数料がかかる

ここがShopify特有の部分です。Shopifyペイメント以外の決済サービス(外部の決済代行)を使った場合、その決済会社の手数料とは別に、Shopifyへ取引手数料を払います。

プラン 外部サービスの取引手数料
ベーシック 2%
グロー 1%
アドバンス 0.6%
Plus 0.2%

金額にすると、ベーシックプランで月商30万円なら6,000円、月商100万円なら20,000円が、決済会社に払う手数料とは別にかかる計算です。グロープランならそれぞれ3,000円・10,000円になります。

外部決済を使う予定があるなら、カード料率だけを比べても実際の負担はわかりません。逆に言えば、Shopifyペイメントを使う前提であればこの行は0円です。

4. 月商別の月額費用(プラン料金+カード料率)

年払いの月額費用と、オンライン標準カード料率で計算しました。すべてShopifyペイメントを使い、外部決済の取引手数料はかからない前提です。

月商 ベーシック グロー アドバンス Plus
10万円 7,200円 13,500円 47,250円 370,900円
30万円 14,300円 20,300円 53,750円 376,700円
50万円 21,400円 27,100円 60,250円 382,500円
100万円 39,150円 44,100円 76,500円 397,000円
300万円 110,150円 112,100円 141,500円 455,000円
500万円 181,150円 180,100円 206,500円 513,000円

5. プランを上げると安くなる分岐点

月額費用の差を、料率の差(ベーシックとグローなら0.15%)で割ると、どこで逆転するかが出ます。年払いの場合は次のとおりです。

乗り換え 月額の差 料率の差 逆転する月商
ベーシック → グロー 6,450円 0.15% 約430万円
グロー → アドバンス 33,900円 0.15% 約2,260万円
アドバンス → Plus 324,000円 0.35% 約9,257万円

月払いで契約している場合は月額の差が大きくなるため、分岐点も上がります。ベーシック→グローは約577万円、グロー→アドバンスは約3,000万円です。

読み方としては、Shopifyペイメントだけを使うなら、月商400万円台までベーシックプランのままが最も安いということになります。上位プランを選ぶ理由は料率ではなく、スタッフアカウント数(ベーシックは追加なし/グロー5/アドバンス15)、レポート機能、外部配送業者のリアルタイム配送料といった機能の側にあります。

ただし外部決済を使う場合は話が変わります。取引手数料がベーシック2%・グロー1%と1%も違うため、たとえば月商100万円をすべて外部決済で処理すると差は月10,000円になり、月額費用の差6,450円を上回ります。この場合は月商65万円あたりでグローのほうが安くなる計算です。

6. 入金の条件

日本のShopifyペイメントについて、公式ヘルプには次の記載があります。

  • 支払い(入金)の頻度は週単位または月単位から選べ、日次の支払いは利用できません。
  • 支払日は月曜日から金曜日のいずれかを設定でき、金曜日・土曜日・日曜日に確定した決済はまとめて1回で送金されます。
  • 決済が確定してから支払いまでは5日間、これに支払日までの残り日数が加わります。さらに銀行側の処理に24〜72時間かかります。
  • 最低支払額は5円です。
  • 入金先は普通預金口座で、全銀振込に対応している口座が必要と記載されています。
  • 振込手数料についての記載は、確認したページには見当たりませんでした。

売上が立ってから手元に入るまで1週間前後かかる前提になります。売れたらすぐ現金化したい場合は、この点が他サービスとの比較材料になります。

7. 費用を見積もるときの手順

  1. Shopifyペイメントを使うか、外部決済を使うかを決める。使う決済手段によって3節の行が効くかどうかが変わります。
  2. 想定月商に標準カード料率(ベーシックなら3.55%)を掛け、月額費用を足す。
  3. 海外販売やAmexの比率が高いなら、その分は3.9%で計算し直す。
  4. 実店舗があるならPOS Proの13,000円/ロケーションを足す。
  5. アプリを入れる予定があるなら、その月額を足す(Shopify App Storeのアプリは有料のものがあります)。

なお本記事は料金の分解に絞っています。他サービスと横並びで比較した表はネットショップ作成サービス比較(主要10社の料金一覧)にまとめています。

関連:ネットショップ作成サービス比較(主要10社の料金一覧)特定商取引法に基づく表記の書き方

記載内容はすべて2026年9月21日に各社公式サイトで確認しました。料金・条件は変更される場合があるため、申し込み前に最新の公式ページをご確認ください。出典URLはこの下にまとめています。

出典(確認日 2026-09-21

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本記事は各社公式サイトの記載にもとづく整理であり、最新の料金・条件は各社公式サイトでご確認ください。記事一覧へ