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請求書のカード払いサービス6社を比較:手数料を仕入れ10万円・30万円で計算

公式情報を見た日:2026-10-08 / 掲載:2026-10-08

この記事の答え

6社の公式サイト・FAQ・利用規約の記載(2026年10月8日確認)で、公表されている手数料だけで比べた場合

  • 振込先が法人で、1回30万円ほど払う店マネーフォワード。税込8,910円で、条件が公式に出ている社の中で最も低い
  • 振込先が個人事業主(インボイス登録なし)の店INVOYかラボル。どちらも個人事業主あての振込ができる
  • 初めて使い、振込先が法人の店ワンバンクは初回1.9%(税別)。ただし振込手数料の扱いを申込前に確かめる
  • JCBのカードで払いたい店ワンバンク以外の5社が対象。ラボルはJCBだけ3.5%になる

仕入れや外注の請求書は、ふつうは銀行振込で払います。請求書カード払いは、その支払いをクレジットカードで払えるようにするサービスです。サービス会社が先に取引先へ振り込み、利用者はカードの引き落とし日に払います。

この記事では、6社を各社の公式サイト・よくある質問・利用規約の記載だけで比べます。確認日は2026年10月8日です。手数料は、仕入れ10万円と30万円を1回払う例で計算しています。

ハコの一言請求書カード払いは、仕入れや外注の請求書をクレジットカードで払えるサービスです。サービス会社が先に取引先へ振り込みます。

1. しくみと、かかるお金

流れは次のとおりです。

  1. 利用者が、請求書の内容とカードを登録して申請する
  2. サービス会社が、取引先の口座へ振り込む
  3. 利用者は、カードの引き落とし日にカード会社へ払う

かかるお金は、毎回の手数料です。6社とも、手数料は支払額に対する割合で決まります。月額や初期費用は、ラボル以外の5社が「0円」「無料」と書いています。ラボルは月額・初期費用という言葉では書いていません。そのかわり、振込手数料などの費用はかからないと書いています。

支払いをどこまで延ばせるかは、6社とも「最大60日」前後です。ただし、どの社も、カードの締め日と引き落とし日で日数が変わると書いています。

2. 6社の比較表

項目 ワンバンク INVOY Finto マネーフォワード ラボル SBPS
運営 株式会社スマートバンク FINUX株式会社 トラボックス株式会社 マネーフォワードケッサイ株式会社 株式会社ラボル SBペイメントサービス株式会社
手数料 初回1.9%、2回目以降3%(税別) 3%(非課税)。1万円未満は一律300円 2.5%(税抜)。利用開始月は2.2%。最低1,400円(税抜) 2.7%(税別)。10万円以下は一律3,000円(税別) Visa・Mastercard 3%、JCB 3.5%(税込)。1.1万円未満は一律360円 3.0%(税抜)。最低600円(税抜)
先延ばし 最大約60日 最大60日 最大約60日 最大60日 最長60日 最大60日
カード Visa・Mastercard Visa・Mastercard・JCB Visa・Mastercard・JCB・セゾン Visa・Mastercard・JCB・三菱UFJニコス発行のAmerican Express Visa・Mastercard・JCB Visa・Mastercard・JCB
申込できる人 法人・個人事業主 法人・個人事業主 法人・個人事業主 法人・個人事業主 18歳以上の国内居住者・法人 法人・個人事業主
振込先 国内の法人だけ 国内の法人・個人事業主 法人、またはインボイス登録のある個人事業主 法人だけ(下の注を参照) 国内居住者・法人 法人、またはインボイス登録のある個人事業主
審査 簡易な審査あり 財務審査なし 登録時と申請ごとに確認 審査あり 簡単な審査あり 登録時と申請ごとに審査
取引先への連絡 しない 不要 不要 通知なし しない 知られない
1回の上限 個別に通知 最大1億円 カードの利用枠まで カードの利用枠まで カードの利用枠まで 9,500万円まで
振込までの日数 12時までの申請で最短当日 2営業日以内 平日16時までで最短当日 毎月6回の振込日 最短60分 審査に最短当日〜3営業日

※「インボイス登録」は、適格請求書発行事業者の登録のことです。 ※ワンバンクは、利用規約で振込先を「日本国内の法人に限る」としています。個人事業主への支払いには使えません。

公式の記載が食い違う2点

この記事では、利用者に不利になるほうの条件で計算しています。

ワンバンクの振込手数料

  • 利用規約:「各取引の振込手数料は会員の負担」とあります。金額の記載はありません。
  • ワンバンクマガジン(2026年9月9日):「月会費・登録料・振込手数料はかかりません」とあります。
  • この記事では、振込手数料がかかる前提にしています。そのため、ワンバンクの支払総額は「一部未確認」として扱います。

マネーフォワードの個人事業主あての支払い

  • よくある質問:個人事業主が発行した請求書は「法人さまのみお申込み可能」とあります。
  • 利用規約(2026年8月4日改定):「自然人(個人事業主を含みます。)への支払い」を禁止する行為に挙げています。
  • この記事では、振込先が個人事業主の場合は使えない前提にしています。

3. 手数料を仕入れ10万円・30万円で計算

1回の支払いにかかる手数料です。消費税の扱いは各社の表記のとおりにしています。

サービス 条件 10万円 30万円 区分
ワンバンク 初回1.9%(税別) 2,090円(税込) 6,270円(税込) 一部未確認
ワンバンク 2回目以降3%(税別) 3,300円(税込) 9,900円(税込) 一部未確認
INVOY 3%(非課税) 3,000円 9,000円 確定
Finto 2.5%(税抜) 2,500円(税抜) 7,500円(税抜) 一部未確認
Finto 利用開始月2.2%(税抜) 2,200円(税抜) 6,600円(税抜) 先が未確認
マネーフォワード 10万円以下一律・超えると2.7%(税別) 3,300円(税込) 8,910円(税込) 確定
ラボル Visa・Mastercard 3%(税込) 3,000円 9,000円 確定
ラボル JCB 3.5%(税込) 3,500円 10,500円 確定
SBPS 3.0%(税抜) 3,300円(税込) 9,900円(税込) 確定

区分の意味は次のとおりです。

  • 確定:手数料と税の扱いが、どちらも公式に書かれている
  • 一部未確認:支払総額に入る費用の一部が、公式で決まらない。ワンバンクは振込手数料の金額、Fintoは税込の額です
  • 先が未確認:割引の終わる日が、公式に書かれていない

Fintoの手数料は「税抜」と書かれていますが、税込の額や税率の記載がありません。そのため税抜の額だけを載せています。ワンバンクの税込額は、ワンバンクマガジンの「1,900円(税込2,090円)」という例と同じ計算です。

SBPSは、2026年6月29日〜10月31日に新しく登録した人を対象に、手数料を2.5%にする割引をしています。この割引の料率には税込・税抜の表記がないため、上の表には入れていません。

振込先の条件ごとに、いちばん安いところ

使えるサービスは、振込先の条件で変わります。下の「いちばん安い」は、2026年10月8日に確認した、公表されている手数料だけで計算したものです。区分が「確定」のものだけで比べています。

振込先 使えるサービス 10万円でいちばん安い 30万円でいちばん安い
法人 6社すべて INVOY・ラボル(3,000円) マネーフォワード(8,910円)
インボイス登録のある個人事業主 INVOY・Finto・ラボル・SBPS INVOY・ラボル(3,000円) INVOY・ラボル(9,000円)
インボイス登録のない個人事業主 INVOY・ラボル INVOY・ラボル(3,000円) INVOY・ラボル(9,000円)

ラボルの3,000円・9,000円は、VisaかMastercardで払う場合の額です。JCBなら3,500円・10,500円です。

マネーフォワードは、10万円以下なら一律3,000円(税別)です。そのため、少ない額をこまめに払うと、割合は高くなります。

4. 取引先に知られるか

6社とも、取引先への連絡は不要か、行わないと書いています。振込の名義は、次のとおりです。

  • ワンバンク:名義は自由に設定できる
  • INVOY:利用者が指定した振込依頼人名で振り込む
  • Finto:利用者の会社名義で振り込む
  • マネーフォワード:振込依頼人名は申込時に指定できる
  • ラボル:利用者が指定した振込依頼人名で振り込む
  • SBPS:指定した振込依頼人名で振り込む

そのため、取引先からは、ふつうの銀行振込と同じように見えます。

5. 使う前に確かめること

手数料は毎回かかる 支払いを延ばせるかわりに、払うたびに手数料がかかります。30万円なら、どの社でも数千円から1万円ほどです。延ばした日数と手数料が見合うかを、使う前に計算してください。

カードの利用枠を使う 支払いはカードの利用枠の中で行います。仕入れに枠を使うと、ほかの支払いに使える枠が減ります。

振込までの日数 マネーフォワードは振込日が月6回に決まっています。支払期日の直前に申請すると、間に合わないことがあります。各社の振込までの日数は、比較表のとおりです。

利用規約の禁止事項 自分の口座への振込は、INVOY・Finto・ラボルが禁止しています。INVOYは、子会社や関連会社、その役員の口座も振込先にできません。

6. よくある質問

請求書カード払いは借入ですか

カードで支払うしくみです。Fintoは「融資のような与信審査や決算書の提出はありません」と書いています。ラボルは「信用情報機関に照会されることはない」と書いています。INVOYは財務審査なしと書いています。ほかの5社は、登録時や申請のときに審査や内容の確認があります。

個人事業主でも申し込めますか

6社とも、個人事業主が申し込めます。ただし、振込先の条件が社によって違います。インボイス登録のない個人事業主に払うなら、INVOYかラボルです。

何日まで延ばせますか

6社とも、最大60日前後です。実際の日数は、カードの締め日と引き落とし日で決まります。

キャンペーンはありますか

2026年10月8日の確認では、Fintoが利用開始月の手数料を2.2%(税抜)にしています。終わる日は書かれていません。SBPSは、10月31日までの新規登録で2.5%です。INVOYは、月200万円以上払う事業者向けのキャンペーンを、問い合わせで案内するとしています。

ハコの一言もう一度、答えだけ。振込先が法人で、1回30万円ほど払う店は、マネーフォワード。税込8,910円で、条件が公式に出ている社の中で最も低い

公式サイト・申込窓口

参照した公式ページと確認日(2026-10-08)