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STORES ネットショップの手数料と料金:フリー5.5%とスタンダード3.6%の分かれ目、振込手数料275円、入金は翌月末

公式情報を見た日:2026-10-25 / 掲載:2026-09-25(改訂 2026-10-26)

この記事の答え

クレジットカード等の決済で、STORES公式の月額料金と決済手数料から月の費用を計算した場合

  • 月商約17万4,000円までの店フリープラン。月額0円・5.5%で、この月商まではスタンダードより安い
  • 月商約17万4,000円を超える店スタンダードプラン(年契約3,300円)。料率3.6%で、フリーより安くなる
  • 月商が境目を超えるか分からない店フリーか月契約(3,960円)で始める。年契約は途中でやめても返金されない
  • 実店舗もある店スタンダード。同じ3,300円で店頭のレジ・決済まで含まれる

STORES ネットショップ(ストアーズ)は、プランを2つから選ぶネットショップ作成サービスです。月額0円のフリープランと、月額3,300円(年間契約)のスタンダードプランです。費用の差は、「月額料金」と「決済手数料」の2つだけで決まります。月商が約17万4,000円を超えるとスタンダードのほうが安くなります。

ハコの一言迷ったら、まず「月商がいくらになりそうか」だけ見てください。境目の約17万4,000円より下ならフリー、上ならスタンダードです。

この記事では、料金・手数料・入金の条件は2026年10月25日時点、そのほかは2026年9月25日時点の公式サイト・公式ヘルプの記載をもとに整理します。扱うのは、料金・手数料・入金・解約の条件です。

1. 料金と決済手数料

項目 フリー スタンダード
初期費用 0円 0円
月額料金 0円 3,300円(年契約)/3,960円(月契約)
決済手数料(クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済) 5.5% 3.6%
決済手数料(キャリア決済・楽天ペイ・PayPay・Amazon Pay・PayPal・あと払い(ペイディ)・atone) 6.5% 4.6%
契約期間 なし 年契約または月契約
  • 金額はすべて税込です。スタンダードの年契約は、年一括払い(39,600円)と月払い(3,300円)を選べます。月契約は3,960円です。
  • 決済手数料はプランと決済手段だけで決まります。フリーとスタンダードの差は、どの決済手段でも1.9ポイントです。
  • 料金ページには、月間売上150万円以上の事業者向けに「決済手数料2.9%〜・月額は要相談」の枠も掲載されています。個別見積もりのため、この記事の計算には含めていません。
  • STORES には「中小特別料率」という手数料の優遇制度があります。公式ヘルプで対象として挙げられているのは、次の3つです。STORES 決済(対面のキャッシュレス決済)・STORES 請求書決済・STORES 予約の事前決済。ネットショップの料率表には、中小特別料率の欄がありません。ネットショップの手数料が下がる制度ではない点に注意してください。

2. 月商別の費用

すべて「クレジットカード等」(5.5%/3.6%)の決済として、月額料金と決済手数料の合計を計算しました。振込手数料(後述の275円)は両プラン共通なので含めていません。

月商 フリー スタンダード(年契約) スタンダード(月契約)
10万円 5,500円 6,900円 7,560円
30万円 16,500円 14,100円 14,760円
50万円 27,500円 21,300円 21,960円
100万円 55,000円 39,300円 39,960円
150万円 82,500円 57,300円 57,960円

プランを切り替える目安

月商でどちらが安いか(年契約の場合・クレジットカード等の決済)
0円境目 約17万4,000円30万円
境目は、月額3,300円÷料率の差1.9ポイントで求めた金額です(月契約3,960円なら約20万8,000円)。
  • 料率の差1.9ポイントで、月額料金を回収できます。その境目は、年契約(3,300円)なら月商約17万4,000円、月契約(3,960円)なら約20万8,000円です。
  • PayPayやAmazon Payなど「一部の決済手段」の比率が高くても、フリーとの差は同じ1.9ポイントです。そのため、境目は変わりません。
  • 月商がこの境目を超えるか分からない段階では、契約期間のないフリーで始められます。売上が見えてから、スタンダードに変える順番です。スタンダードの年契約は、途中でやめても返金されません(6節)。

3. フリープランで使えない機能

公式の料金ページの「プラン詳細」を、2026年9月25日に確認しました。フリーが非対応・スタンダードが対応となっている項目は、次の14項目です。

分類 フリーでは使えない機能
決済 代引き、決済方法カスタマイズ
デザイン 独自ドメイン、サービスロゴ非表示、アイテム動画埋め込み、ニュース動画埋め込み、非公開文言カスタマイズ
運用・管理 品番管理、在庫数CSV一括更新、送り状CSV出力、アイテム一括削除、配送日指定、アイテム限定公開、ブロックリスト

反対に、次の機能はフリーでも「○」になっています。クレジットカード・コンビニ決済・PayPay などの決済手段、デザインテンプレート(無料48種類)、クーポン、メールマガジン、定期販売、予約販売、ダウンロード販売、Instagram販売連携、Google Analytics、会計ソフト連携(freee・弥生・マネーフォワード)などです。

料金以外でスタンダードを選ぶ理由になりやすいのは、独自ドメインとサービスロゴ非表示です。配送日指定・送り状CSV出力のような発送まわりの機能も、理由になりやすい項目です。

4. 入金は「月末締め・翌月末払い」

項目 内容
入金のタイミング 月末締め・翌月末払い(申請は不要。手動の入金申請機能はない)
振込手数料 1回275円
入金の条件 決済手数料と振込手数料を引いた入金額が10,000円以上
1万円未満のとき 振込設定が「10,000円以上で振込」なら翌月以降に繰り越し。「10,000円未満でも振込」なら翌月末に振り込まれ、事務手数料275円が追加
着金時刻 振込日当日の15時まで(土日祝は前営業日)
早く受け取る方法 スピードキャッシュ(最短翌日)。振込手数料275円+スタンダード1.5%/フリー3.5%。初回はスピードキャッシュ手数料が無料
失効 振り込まれないままオーダー発生日から180日を過ぎると失効(2021年12月1日以降の取引)
売上から入金までの流れ(例:8月1日の売上)
  1. 8月注文が入り、売上になる
  2. 8月末月末で締める(申請は不要)
  3. 9月末手数料を引いた額が入金される。8月1日の売上でも、入金は約2か月後

公式のよくある質問に、8月に15,000円の売上があった場合の計算例があります。9月末の入金額は、フリーで13,900円です(5.5%の825円と振込手数料275円を差し引き)。スタンダードでは14,185円です(3.6%の540円と275円を差し引き)。

注意したいのは次の2点です。

  1. 8月1日の売上は9月末に入金されます。 通常の入金サイクルでは、売上から入金まで最大で2か月近くかかります。仕入れ代金を先に払う商売では、資金繰りの計画に入れておく必要があります。
  2. 売上が少ない月が続くと、繰り越しのまま失効期限に近づくことがあります。 公式ヘルプは、失効が近い通知が届いたら確認するよう案内しています。確認するのは、振込先口座と振込設定(「10,000円未満でも振込」への変更)です。

5. スタンダードにはネットショップ以外も含まれる

STORES のプランは、ネットショップだけの料金ではありません。公式ヘルプの「フリープラン・スタンダードプランの概要」には、どちらのプランでも次のサービスを使えると記載されています。

  • STORES ネットショップ、STORES 予約、STORES 決済、STORES レジ、STORES モバイルオーダー、STORES ビジネスあと払い、STORES 請求書決済、STORES データ分析

スタンダードでは、これらの有料版の機能が追加料金なしで使えます。ネットショップ以外は、サービスごとに範囲が決まっています。また、年契約の場合は対面決済用の決済端末が1台無償で貸し出されます(加盟店審査の通過後に送付、解約時は返却が必要)。そのため、やめるときは返送の手間がかかります。

実店舗とネットショップを両方持つ場合は、同じ3,300円で店頭のレジ・決済まで含まれます。これが、他のネットショップ作成サービスと比べたときの差になるところです。店頭のキャッシュレス決済の手数料は、ネットショップとは別の料率表になっています。

6. 解約(ダウングレード)の条件

項目 内容
フリープランの解約 契約期間がないため、いつでも手続き可能
スタンダードのダウングレード 管理画面の「プランと契約」から手続き。次回の契約更新日までに手続きし、適用は次回更新から
解約金 発生しない
返金・日割り なし(契約期間中は引き続きスタンダードを利用できる扱い)
無償貸出の決済端末 ダウングレード時に返却が必要。返却期限を過ぎると未返却損害金40,000円

「年契約にしたが、数か月で売上が落ちたので月額をやめたい」という場合でも、残りの期間分は返金されません。この点のリスクを小さくする方法があります。最初の数か月はフリーで売上を見てからスタンダードに移るか、月契約(3,960円)で始めるかです。月契約と年契約の差は月660円です。

なお、以前の「ベーシックプラン」は、2026年6月1日以降の契約更新時にスタンダードプランへ自動で移行します。公式ヘルプにそう記載されています。ネットで見かける古い記事に「ベーシックプラン」とあるのは、この変更の前の情報です。

7. 他社と並べたときの位置

同じサイトの別記事で確認した料率と並べると、次のとおりです(確認日は各記事に記載)。

サービス 月額0円のプランの料率 月額有料のプランの料率
STORES 5.5%(フリー) 3.6%(スタンダード・3,300円〜)
BASE 3.6%+40円+サービス利用料3%(スタンダード) 2.9%(グロース・16,580円〜)
Square オンラインビジネス 3.6%(フリー) 3.6%(プラス)/3.3%(プレミアム)
  • 月額0円のまま比べると、STORESフリーの5.5%は、BASEスタンダードの「6.6%+40円」より低い水準です。Squareフリーの3.6%よりは高い水準です。
  • BASEの料率は、クレジットカード等で決済した場合のものです。BASEは、決済手段によって料率が変わります。
  • STORESは月商約17万円を境にスタンダードへ移ると、料率が3.6%まで下がります。

BASEとの詳しい比較は、BASEとSTORESの違いを費用で比較にまとめています。ほかの各社の料金は、ネットショップ作成サービス比較(主要10社の料金一覧)にあります。

よくある質問

STORES ネットショップの手数料は、全部でいくらですか。

売れたときの決済手数料は、フリープランが5.5%、スタンダードプランが3.6%です(クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済の場合)。入金のたびに、振込手数料が1回275円かかります。月額料金は、フリーが0円、スタンダードが3,300円(年契約)です。

手数料が安くなるのは、月商いくらからですか。

年契約のスタンダードに切り替えると安くなる境目は、月商約17万4,000円です。計算は2節にあります。

売上は、いつ入金されますか。

月末締め・翌月末払いです。申請は要りません。入金額から手数料を引いて10,000円以上になる月に振り込まれます。早く受け取りたいときは、スピードキャッシュ(最短翌日)があります。

入金されないまま、売上が消えることはありますか。

あります。振り込まれないまま、オーダー発生日から180日を過ぎると失効します(2021年12月1日以降の取引)。売上が少ない月が続くときは、振込設定を確かめてください。

スタンダードをやめるとき、解約金はかかりますか。

解約金はかかりません。ただし、返金や日割りもありません。次回の契約更新日までに手続きすると、次回の更新から適用されます。

まとめ

  • STORES ネットショップのプランは、フリーとスタンダードの2択です。フリーは月額0円・5.5%、スタンダードは月額3,300円〜・3.6%です。境目は月商約17万4,000円(年契約)です。
  • 入金は月末締め・翌月末払いで、振込手数料は1回275円です。1万円未満の月は繰り越すか、事務手数料275円を払って振り込むかを選べます。
  • フリーでは独自ドメイン・ロゴ非表示・配送日指定など14項目が使えません。
  • スタンダードの年契約は途中でやめても返金がないため、最初はフリーか月契約で始める選択肢もあります。
  • 料金ページはSTORES ネットショップの料金ページ(公式サイト)です。

関連:BASEとSTORESの違いを費用で比較/無料で作れるネットショップ6社/ネットショップ開業の手順

ハコの一言もう一度、答えだけ。月商約17万4,000円までの店は、フリープラン。月額0円・5.5%で、この月商まではスタンダードより安い

公式サイト・申込窓口

参照した公式ページと確認日(2026-10-25)